来年1月~4月に開かれるプロボクシング日本王者の指名試合シリーズ、チャンピオンカーニバルで試験的に公開採点制度(オープンスコアリング・システム)が導入されることが23日、決まった。

 日本ボクシングコミッション(JBC)からの提案を受け、同日に静岡・熱海市内で開催された日本プロボクシング協会の理事会で承認された。

 10回戦で行われる日本タイトル戦では、JBCが5回終了後に1度、採点を公開する方式となる。同協会の大橋秀行会長(48)は「チャンピオンカーニバルのみの試験的な導入となるが、非常に興味深い試み」と歓迎した。

 既に国内では、06年に公開採点制度を導入したWBCの世界戦、WBC傘下にある東洋太平洋タイトル戦で4回、8回終了後の4ラウンドごとに採点が公開されている。