朱里がメキシコ滞在中の9日間に開催されたアレナメヒコの全大会に出場するという偉業を達成した。

 メキシコ最終戦となる今大会で、4大会連続のアレナメヒコ出場。その全戦が地上波にて20カ国以上に放送されたことでその知名度は格段に上がった。メキシコでは”Syuri”ブームが起き、一躍時の人になった。

 この日はダーク・エンジェル&ゴージャ・ゴングと組み、アマポーラ&下田美馬&ラ・セドゥクトラ組と対戦。クライマックスは3本目だ。ダーク・エンジェルがトペ、さらに朱里がプランチャーという夢の空中競演!

 これにはアレナメヒコのファンも大興奮状態に。結果、2対1で朱里がメキシコ最終戦を勝利で飾った。

 今遠征では、プランチャーやネグロ・カサス直伝のラ・マヒストラル、本場ルチャの選手たちも驚いたというティヘラなど、ルチャの技を数々繰り出した。これらの技が日本でも見ることが出来るか。帰国後の興味は尽きない。

 「本当に来てよかったです。メキシコのお客さんの熱がすごくてたくさんの方に声援いただいてうれしかったです。このCMLLというメジャーな団体に上がることができてよかったし、これから先、もっともっとメキシコに来てルチャを勉強したいです」と遠征を振り返った朱里。ベルトこそ失ったものの、メキシコ遠征そのものは大成功だったと言えよう。朱里は翌23日、帰国の途に就き、25日(日本時間)、WNC後楽園大会で凱旋試合を迎える。