ボクシングの元世界3階級王者亀田興毅(27)がUNITEDジムへ移籍届けを出した件で、日本ボクシングコミッション(JBC)は11日に東京・後楽園ホール内の事務所で資格審査委員会を開催し、結論を保留した。

 委員会の席上、各委員会から(1)移籍の経緯を含め7月4日にUNITEDジムから出された申請書を確認したい(2)また、興毅がJBCが先に移籍先に関して示したガイドラインについて認識しているか確認したい、といった指摘がなされた。これを受け、JBCが興毅とUNITEDジムの三好渥義会長のヒアリングを近日中に行うことを決定。ヒアリングの結果を待って、再度資格審査委員会を開催し、最終結論を出すことになった。

 現在、興毅は12日に米ラスベガスでWBO世界バンタム級王者和毅(22)のV2戦があり、その援護のための渡米中。帰国を待って、ヒアリングの日程を調整する。秋山理事長は「なるべく早くやりたい」と話した。