<プロボクシング:ノンタイトル10回戦>◇2日◇東京・後楽園ホール

 世界再挑戦を狙う横浜光コンビが勝利を収めた。日本スーパーフェザー級1位金子大樹(26)は、元フィリピン・フェザー級王者シリオ・エスピノ(31)に4回1分10秒TKO勝ち。WBO世界バンタム級8位赤穂亮(28)は、元日本スパーバンタム級王者芹江忠晋(31=伴流)に3-0で判定勝ちした。

 金子は初回から力の違いを見せ、3回に左アッパーでダウンを奪う。4回も右ストレートで相手の左目上から出血させ、視力もなくなったことからレフェリーストップとなった。昨年大みそかに内山に挑戦してダウンを奪う健闘を見せた。金子は「きっちりKO出来なかったのでまだまだ反省。世界しか見えてないが1つずつ確実にクリアしていきたい」と話した。

 赤穂は右ストレートなどでポイントを奪うが、変則タイプにかみ合わず。2年前の世界戦から再起5連勝も、連続KOはストップ。「やりづかった。勉強できたのが収穫」と話した。