<プロボクシング:ノンタイトル50キロ契約8回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 元WBA世界ミニマム級王者宮崎亮(26=井岡)が5回1分9秒、インドネシアライトフライ級4位イカル・トビダ(30=インドネシア)をKOで下した。

 前半から左ジャブで主導権を握り、上下のアッパーでも揺さぶり、最後は右フックで仕留めた。減量に失敗して敗れた昨年大みそかのノンタイトル戦から、見事に再起を果たし「ただいまって感じですね」と笑顔。「(前回敗れて)このままでは終われないという思いが、このリングに戻らせてくれたと思うので。リングに上がる時は楽しみでもあり、すごい緊張もあり、恐怖もあった。それでも、恐怖に打ち勝って、これからも自分に勝って、強い相手にも打ち勝って、もう1度世界チャンピオンになりたい」と話した。