ボクシングの元世界2階級王者・長谷川穂積(33=真正)が26日、大阪マラソンに初出場した。

 4月の世界戦に敗れて引退濃厚となっているが、5月からロードワークを、7月からジムワークも再開して、初のフルマラソンに挑戦。だが、22キロ過ぎで脱水症状に陥り両ふくらはぎがつってペースダウン。最後は歩くように、5時間35分20秒で家族に見守られながらゴールした。「体力的には大丈夫だったんですが、両足の肉離れと脱水症状は考えていなかった。めっちゃしんどかった」とぐったり。

 ゴール後は、医師の診断を受け1時間近く体を休めた。それでも、沿道の声援が力になった様子で「僕に気付いた人は、ほぼ全員が応援してくれた。認知度をあらためて感じたし、ここまで頑張ってきて良かったと思った。若い人からおじいちゃん、おばあちゃんまで声を掛けてくれて、素晴らしい時間だった」と感動していた。