海綿状血管腫の疑いで離脱し、復帰を目指す新日本の永田裕志(39)が3日、早くも海外に視線を向けた。3月31日から主治医の許可を得てトレーニングを開始。この日は約4キロのランニングなど1時間半汗を流した。早ければ5月復帰予定だが「TNAヘビー級のベルトを目指すのもありかなと思う」と復帰後の野望を語った。それだけ復調への手応えを感じている。約5キロ落ちた体重を戻すため、5年ぶりにプロテインを摂取。離脱後の禁酒で、むしろコレステロール、中性脂肪の数値は離脱前より良好だ。「心肺機能も1日練習すると戻ってくる」と日増しに好感触を得ている。

 IWGPをめぐる戦いは中邑、棚橋らを中心に展開されているが「IWGPのベルト奪取はもちろんだけど、今は海外参戦の希望の方が強い」と、より高い目標を復活へのモチベーションにするつもりだ。