「戦う電通マン」大渡博之(31=正道会館)が、世界最大の飲料メーカーのコカ・コーラをも動かした。「K-1

 WORLD

 MAX」(7日、日本武道館)参戦を目前に控えた5日、試合で着用する「戦闘服」が完成。トランクスとガウンには同社の「REAL

 GOLD」のロゴ入りで、自身の取引先をスポンサーにつけて初のK-1に挑むことになった。

 「いやぁ、スゴいことになっちゃいました…」と大渡。同社は長きにわたって五輪の公式スポンサーを務めるなど、世界のスポーツ発展に寄与してきたが、社の方針でプロ格闘技などのバイオレンス系への露出はNGとされてきた。だが「K-1出場が決まったことを担当の方に話したら、それは面白いって話が進んで…」。日本コカ・コーラの担当者が米アトランタ本社に連絡して許可を取り「テスト」ということで実現した。

 K-1やDREAMをはじめとした格闘技団体のメーンスポンサーはパチンコなどのレジャー産業が中心。それだけに今後の格闘技界に影響を及ぼす可能性もある。「もう負けられません。こうなったら相手に白目むかせてやりますよ」。大渡はキッパリと勝利を宣言した。