戦極を主催するワールドビクトリーロードは26日、25日に公務執行妨害で有罪判決を受けた三崎和雄(33=GRABAKA)の謝罪会見を都内で開いた。出席した三崎は、神妙な面持ちで「申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 警視庁尾久署によると、三崎は3月19日、東京・荒川区内で自家用車を運転中に携帯電話で通話しているのを同署員に見つかり、誘導された。だが三崎は「早く練習に行こう」と振り切って発進。その際、署員の左手首にドアミラーが当たったということで5月15日に出頭命令を受けて逮捕された。

 16日に検察へ送られ、17日から拘置。取り調べののち、今月4日の起訴後に保釈され、25日に東京地裁で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。25日に報告を受けたというワールドビクトリーロードの國保尊弘取締役(40)は「厳重に注意させていただいた」と話した。

 三崎は8月2日の「戦極第九陣」(さいたまスーパーアリーナ)で中村和裕(30=吉田道場)との対戦が決定している。國保取締役は「緊急にコミッション委員会を開いて結論を出したい」と、週明けにも処分を含めて判断する考えを示した。三崎は「私は決められる立場ではございません」と語った。