今年2月に引退した大相撲の元横綱朝青龍関(29)が新たに結成した「チーム朝青龍」を率いて、来月22日開催されるSRC14で、10月3日の引退相撲よりも先に東京・両国国技館に登場することが21日、発表された。「チーム朝青龍」のジャダンバ・ナラントンガラグ(34)が、郷野聡寛(35=フリー)と対戦する試合のセコンドに付く。今年初場所千秋楽以来、7カ月ぶりに国技館のファンの前に登場する。

 朝青龍関は現在、モンゴル滞在中。実兄の元プロレスラーのブルー・ウルフと格闘家のドルゴルスレン・スミヤバザルが、選手たちのコーチに当たっている。7月初旬にモンゴルで朝青龍関と対面した、SRCを運営するワールドビクトリーロード向井徹代表は「本人はオーナーとして、総合格闘技の選手を育成する意欲を持っている。ナラントンガラグは、その1番手」と話している。朝青龍関は現在、引退の原因になった暴力問題で書類送検中。さらに22日発売の週刊誌で新たな暴力問題も報じられている。向井代表は「その問題が片付けば、相撲協会も関係ない」と話している。

 対戦相手の郷野は、かつてDJオズマのネタをリングパフォーマンスに利用しているだけに「朝青龍?

 どんだけ他人のふんどしで相撲取るんだよって感じだね」と苦笑いしている。