前WBCフェザー級王者粟生隆寛(26=帝拳)が2階級制覇に向け「モデルチェンジ」でバージョンアップを図る。WBC世界スーパーフェザー級王者タイベルト(ドイツ)戦(11月26日、愛知・日本ガイシホール)に向けて7日、都内ジムで初めて本格的なスパーリングを行った。カウンターなどテクニックに秀でる粟生だが「スタイルチェンジもしてプレッシャーをかけながら手を出す」と新テーマを設定。その言葉通り、この日のスパーではファイターさながら果敢に攻め込む場面が多く、新境地を見せた。ラウンド数も初日から10回とハードだったが「疲れてくるとどうなるかの課題も見つかった」と手応えを口にした。