<UFC122>◇13日(日本時間14日)◇ドイツ・オーバーハウゼン・ケーニッヒ・ピルスナー・アリーナ

 米総合格闘技UFC122大会は、岡見勇信(29)が同世界ミドル級王座挑戦者決定戦を制した。メーンで強敵ネイサン・マーコート(31=米国)と対戦。右ジャブ中心とした打撃で攻め、3-0の判定勝利を収めた。10月下旬から約3週間、米国でマーコートと対戦経験のある選手が多く在籍するチームに合流。万全の対策を練ってきた岡見は「手応えは感じていた。ジャブが有効で自分のペースをつかめた」と喜んだ。

 これで来年2月に控える同世界ミドル級タイトル戦(王者シウバ-挑戦者ベウフォート)の勝者に挑戦することは確実。シウバに06年1月に相手反則で白星を挙げる不本意な結果だっただけに「リベンジも含めてアンデウソン(シウバ)と試合したい」と、日本人初のUFC王者となる自信をみなぎらせた。