<レジェンド・ザ・プロレス:東京大会>◇10日◇東京・後楽園ホール◇2054人

 「名勝負数え歌」と呼ばれ、昭和プロレスの代表的な人気カードだった藤波辰爾(57)と長州力(59)のシングルマッチが、13年5カ月ぶりに行われた。

 両者の初対決は78年5月の山形大会で、藤波が回転足折り固めで勝った。藤波の前座試合に出ることが多かった長州が82年10月、「お前のかませ犬じゃない」と反発。同月22日の広島大会から、抗争が始まった。以来、両者の戦いは「名勝負数え歌」と呼ばれた。IWGPヘビー級王座も4度争い、藤波の2勝1敗1無効試合。92年の第1回1・4東京ドーム大会ではメーンで対戦し、長州が勝った。今回がシングルマッチでは27度目の対決だった。