全日本の社長でエースの武藤敬司（４８）が、橋本ジュニアに父の生きた証しを見せつける。都内の事務所で２６日、次期シリーズの対戦カードを発表。武藤は６日の開幕戦（東京・後楽園ホール）でゼロワン大谷晋二郎（３８）と組み、船木誠勝（４１）、ＡＫＩＲＡ（４４）組と戦うことが決まった。当日は故橋本真也さん（享年４０）の長男で、３月６日のゼロワン両国大会でデビューする橋本大地（１８）が、武藤組のセコンドに付く。それを聞いた武藤は、さっそく大地に宿題を出した。「俺や橋本の世代のプロレスを、リングサイドで感じてほしい。今のプロレスとは違う。言葉にするのは難しいけど、橋本の息子なら五感で感じ取れ」。武藤、船木、ＡＫＩＲＡは新日本時代、橋本さんの同期で、大谷は橋本さんの愛弟子だった。ゆかりのある４人による一戦で、プロレス界の「金の卵」にメッセージを伝えるつもりだ。