前WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(29=六島)が「パワー差」で王座返り咲きを果たす。5日のWBC同級世界戦(大阪府立体育会館)に向けた予備検診が2日、大阪市内で行われた。名城の胸囲は自身8度目の世界戦で過去最高の94センチを記録。昨年5月の前回の世界戦時より7センチも増えていた。身長とリーチの長さで王者トマス・ロハス(30=メキシコ)を下回ったが、パンチ力の違いを数値で証明した。「ロハスは細いッスね。プレッシャーをかけて、いい感じで進めたい」と名城。3度目の世界王座獲得なら国内史上4人目。4日に大阪・アメリカ村で行われる公開計量では「三度勝つ」の語呂合わせでカツサンドが先着30人に関係者から無料配布される。