仙台市内で酒に酔ってタクシーを盗んだとして、窃盗容疑で20日に逮捕されたプロレスラーNOSAWA論外(本名・野沢一茂、34=フリー)が、自身のプロレス活動を無期限で停止すると発表した。21日に釈放されたNOSAWAは22日、都内で会見。黒のスーツに丸刈り姿で現れ、「自分の仕事であり、誇りであり、大好きなプロレスの評価を下げる行為をしてしまった。逃げるわけではないが、無期限で活動を自粛するつもりです」と説明した。リング上のふてぶてしさは鳴りを潜め、会見中はずっと立ったままだった。

 4月1日に開催予定だった自身の活動拠点「東京愚連隊」の興行も、中止すると発表した。同ユニットの仲間KIKUZAWAらに「『仲間、友人であることを抜きにしても、やってはいけないことだ』と言われた」と言うと、目を潤ませた。タクシーの運転手には「申し訳ないことをしました」と頭を下げ、相手の都合を聞きながら謝罪に行くという。好きな酒を飲んで起こした事件だったが「今後は酒は怖くて飲めません」と断酒も決意した。