プロレス団体IGFの会長アントニオ猪木(68)と同エグゼクティブプロデューサーの蝶野正洋(47)が5日、津波や原発事故の影響で多くの避難民を抱える福島県いわき市、宮城県東松島市の避難所3カ所を訪問した。

 猪木の復興支援への熱意に触発され、蝶野も帯同した。「(茨城県)日立市を抜けると、景色が一変したので本当にビックリした」。がれきが散乱するいわき市を目の当たりにし、心を痛めていた。本業のプロレスだけではなく、競輪のイベントでも度々足を運んだ思い出の場所。「今回だけじゃなく、今後も活動を続けていきたい」。ヒール役の印象が強い「黒のカリスマ」も、支援活動を通して被災者の味方になる。