元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(40)がWBC殿堂入りを辞退していたことが15日、分かった。関係者によると、8日のトリプル世界戦(神戸)の際に立会人として来日したWBCスライマン会長の息子、マウリシオ氏から殿堂入りの打診を受けた。ただ辰吉は「いらない。オレはまだ現役。4本目のWBCベルトがほしいだけ」と断ったという。辰吉は年齢制限などで国内ライセンスを持っていない。試合は09年3月のタイでのノンタイトル戦(7回TKO負け)を最後に遠ざかっている。これまでWBC殿堂には国内ボクサーとして故白井義男氏、ファイティング原田氏が選出されている。