週刊ポストの記事は名誉毀損(きそん)として、ボクシングの亀田興毅が発行元の小学館(東京)側に2000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、300万円の支払いを命じた。問題となったのは09年11月に行われたWBC世界フライ級のタイトルマッチをめぐる翌年5月14日号の「『疑惑の拳』告発」と題する記事。拳を保護する包帯を巻く際に拳部分を強化した疑いがあると指摘する一方、不正の証拠はないと結論付ける内容だった。