WBC世界フライ級1位の五十嵐俊幸(28=帝拳)が自己最多200ラウンドスパーで王座奪取を狙う。18日、同級王者ソニー・ボーイ・ハロ戦(7月16日、埼玉・ウイング・ハット春日部)に向け、都内ジムで調整。28日からは本格的なスパーリングを開始するが、葛西トレーナーからは前戦の4倍増となる200ラウンドを指示された。「(西岡ら)ジムの世界王者が150ラウンドはする。挑戦者はそれ以上やらないとだめ」と葛西トレーナー。本人も「2月のハワイ、今月の伊豆合宿で走り込んできた。あとは実戦練習で勝負勘を養いたい」と意気込む。故大場政夫さん以来の同ジムのフライ級王者誕生へ、気合は高まってきた。