<プロボクシング:スーパーバンタム級10回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール

 元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(27=帝拳)が再起から3連勝を飾った。東洋太平洋同級11位リチャード・ベトス(フィリピン)と対戦し、KOこそ逃したものの、計3度のダウンを奪取。2人のジャッジが13ポイント差をつける3-0の大差判定勝ちを収めた。昨年7月の世界王座陥落から1年。スパーリング相手だったロンドン五輪代表の清水聡のベスト8入りも刺激になった。「今日は冷静な試合運びができた。まだ強くなる伸びしろはある」と、世界再挑戦を見据えた。