<プロボクシング:WBA女子世界ライトミニマム級タイトルマッチ10回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール

 同級王者・宮尾綾香(29=大橋)が2度目の防衛戦に成功した。挑戦者の同級4位・安藤麻里(25=フュチュール)の有効打を狙うスタイルに対し、素早い動きからのワンツーなど手数で攻め、昨年9月以来の再戦を3-0の判定勝ちで制した。ポイント差よりも接戦だった内容に「(ベルトを)守れて良かった。まだきれいな女性らしいボクシングができていない」と反省を忘れなかった。

 所属ジムの大橋秀行会長(48)は「アピールが足りない。もっと自覚を持ってやってほしい。今日の出来はマイナス20点」と手厳しかったが、次戦はビッグマッチを組む意向。対戦オファーが届くWBO世界ミニマム級王者ホン・ソヨン(26=韓国)との2冠をかけた「美女対決」が浮上している。V2女王は「このベルトは宮尾のものだと言われるぐらい勝ちたい」と気持ちを引き締めていた。