元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(43)の次男で、前日1日にプロ志望が判明した寿以輝(じゅいき=16)が2日、大阪帝拳ジムで約2時間練習した。6月までの半年間で20キロの減量に成功しているが、さらに5キロ減の体重60キロを目指し、体を動かした。

 プロの道を決意した息子に、母るみさん(48)は「産んだ時はボクサーになるとは全く思っていなかった。うれしいような、怖いような」という。今年1月には両親がジムを訪れ、息子の入門を申し込んだ。その際にるみさんは、夫婦間の確認として「子どもを預けるんだから、けじめとして口出ししないこと」とくぎを刺したという。寿以輝が打つ左ボディーについて「旦那とそっくりでしょう。強いボクサーになってほしい」と期待していた。【益田一弘】