総合格闘家・石井慧(26=I

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 RHINO)に朗報が届いた。米国柔道代表として16年リオ五輪出場も目指す石井は19日、国際柔道連盟から6段を授与されたことを明かした。今後は紅白帯を着用し、国際大会の審判員を務めることも可能。市民権獲得をサポートする米国柔道連盟の働きかけが、今回の昇段につながったそうで「米国で指導者として柔道の普及に貢献したい」と決意も新た。市民権取得に向け、また前進した形となった。

 格闘家としても今日20日のGENOME27大会(大阪ボディメーカーコロシアム)で今年4戦目を迎える。今月3日に結婚したばかりの明日香夫人が初観戦する大事な試合だが、急きょ対戦相手が変更。レートン・エリオット・ジョーンズ(26=米国)とヘビー級5分3回で激突する。当然、相手データはゼロだが「作戦に変更はなし。桐島ローリングパンチです」と新打撃技のバックハンドブローを駆使する構え。新技命名のヒントとなった参議院選挙出馬中の桐島ローランド氏(45)から簡易投稿サイト・ツイッターを通じてエールをもらったという石井は「勝つ条件はそろっています」と自信をみなぎらせていた。【藤中栄二】