IBF(国際ボクシング連盟)が前言を覆し、王座統一戦で判定負けした同世界スーパーフライ級王者亀田大毅が王座を保持するとした騒動で、日本ボクシングコミッション(JBC)は27日、亀田陣営に何らかの処分を科す方向で最終調整に入った。同日に都内で倫理、資格審査の両委員会を開催。関係者によれば、各委員がJBCの調査結果や、亀田ジム側から提出された資料を確認したという。JBCは「あと1~2回の委員会を開く可能性がある」と、処分を慎重に検討する方向。またIBFにも厳しい意見が出ている。

 JBCの規則ではライセンス保持者に、厳重注意に始まり、ライセンスの一定期間停止や取り消しまでの処分がある。JBCは昨年9月のIBF同級王座決定戦で、当日計量の時間変更連絡をしなかったとして亀田ジムのライセンス保持者に対して厳重注意処分を下している。