ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダルで東洋太平洋、日本同級1位・村田諒太(28=三迫)のプロ4戦目が初の10回戦となった。14日、東京都内で記者会見が行われ、5月22日に京都・島津アリーナ京都で、世界ランカーとの対戦経験があるヘスス・ネリオ(24=メキシコ)と対戦することが発表された。◆ロンドン五輪金メダル村田諒太プロ4戦目(日刊スポーツ後援)<リミット73.4キロ>村田諒太(28=三迫、3勝3KO無敗)10回戦ヘスス・ネリオ(24=メキシコ、12勝6KO3敗)◆日時

 5月22日◆会場

 京都・島津アリーナ京都◆テレビ放送

 フジテレビ系にて23時から放送予定◆村田の今後

 

 5月の試合の後は、契約を結ぶ米トップランク社主催の9月のシンガポール興行で、アジア2戦目を行う予定。来春は米ラスベガスで元6階級制覇王者パッキャオの試合の前座で米デビューする見通し。その後、世界ランカーとの対戦に勝利し、世界ランキングに入れば世界戦も視野に入ってくる。ミドル級の前後は欧米の強豪が集う激戦階級で、軽量級と比べると世界ランク入りすることが難しいとされる。日本国内ではスパーリング相手を探すことも容易ではない。過去に日本人で同級王者となったのは95年の竹原慎二だけ。◆チケット販売

 

 WOWOWエキサイトマッチで21日まで先行販売中(チケットぴあのみ)。22日からは一般販売され、チケットぴあ、ローソンチケットで購入可能。アリーナはリングサイドが2万円、アリーナS席が1万円。スタンドはS席が2万円、A席が1万円、B席が5000円。◆主要4団体の世界ミドル級王者

 同級王者4人の中で世界的な知名度が圧倒的に高いのは、WBA王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)。29勝(26KO)無敗で10度防衛中。プロ、アマ通じてノックダウン、ストップ負けの経験がない。WBCのセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)は「驚異の男」の異名を持つスピードが武器のサウスポー。WBOのピーター・クイリン(米国)も30戦無敗。IBF王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)はWBO、WBAでも同級王座を獲得した実力者だ。