<プロボクシング:IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇18日◇神戸ポートピアホテル

 同級6位帝里(ている)木下(28=千里馬)は同級1位のゾラニ・テテ(26南アフリカ)に0-3の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。

 帝里が、なすすべなく敗れた。テテの左右ストレートを浴び接近戦に持ち込めない。ジャッジの判定は8ポイント差が2人、10ポイント差が1人。「12回終わって情けないと思った。1回からいくつもりだったけど、何もできなかった」。1日のスパーリングで右目尻から出血。患部を9針縫い、発熱も重なって最終調整が狂った。「リングイン前には腹をくくったけど、世界の壁が高かった。一から出直します」と頭を下げた。