<新日本:G1クライマックス24>◇6日◇香川・高松市総合体育館第1競技場◇観衆2600人

 史上最大のG1を制する男が、5人に絞られた。Bブロックは、7勝2敗の勝ち点14で並ぶオカダ・カズチカ(26)とIWGPヘビー級王者A・J・スタイルズ(36)に絞られた。

 オカダは苦しみながら7勝目を挙げた。12センチも高い203センチのアーチャーに、レインメーカーが決まらない。かわされて、かつぎ上げようとされるところを体を揺すって着地し、後頭部にドロップキック。流れるようにレインメーカーに持ち込んだ。「高い、高い、何をするにも高い。でもな、オレのドロップキックは、お前なんかの100倍も高いんだよ。G1はオレがしっかり空前絶後の夏を終わらせます」と、優勝を確信していた。