ボクシングのIBF世界ミニマム級王者高山勝成(31=仲里)が8日、メキシコ・モンテレイでWBO同級王者フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(21=メキシコ)との王座統一戦前日計量に臨み、ともにリミット47・6キロでパスした。

 計量開始が1時間半も遅れたが、海外経験豊富な高山は「敵地では、こういうのは当たり前」と平然。試合は、IBFのレフェリーとジャッジ1人、WBOのジャッジ2人の構成で行われることが決まり、中出博啓トレーナーは「希望通り」と歓迎した。計量後、高山は日本食レストランで親子丼を、夕食はチーズスパゲティとボロネーゼを食べ「いつもながらグッドコンディションです」と、状態の良さに自信を見せた。勝てば、日本初の主要4団体制覇を達成できる。決戦へ「興奮している。リングで思い切り暴れたい」と意気込んだ。