ボクシングの亀田3兄弟の次男で元世界2階級制覇王者の大毅(26)と、三男のWBO世界バンタム級王者和毅(23)が13日、成田空港で会見し、4月中旬に米国で3兄弟同時に試合を行うと発表した。開催地などの詳細は調整中で、試合までは米マイアミで合宿を続ける。3階級制覇の実績を持つ長男興毅も遅れて合流するという。

 3兄弟のそろい踏みは、12年12月以来で、海外では初。和毅はWBA同級王者ジェームス・マクドネルとの統一戦が内定しており「重要な試合。相手の対策はできているし、あとはバチバチやるだけ。最高のコンディションを作って、勝ちに行く」と決意を語った。

 大毅は、一昨年12月の団体王座統一戦で敗れて以来の復帰戦となる。同試合後に生じた「負けても王座」問題で、亀田ジム会長らがライセンスを剥脱され、3兄弟は国内で試合ができなくなった。バンタム級契約のノンタイトル戦で再起を図る大毅は「もう1度、世界王者になりたいし、頑張りたい。1年ぐらい試合をしていない時もあったし、練習していればブランクは問題ない」と話した。4階級制覇を目指す興毅は、スーパーフライ級のノンタイトル戦となる予定だという。