亀田ジムは7日、WBA世界フライ級2位の亀田興毅(22)が、31日にメキシコで予定していたエベルト・ブリセノ(ニカラグア)戦が中止になったと発表した。亀田は昨年末、坂田健史(協栄)を破って同級新王者となったデンカオセーン・シンワンチャー(タイ)に挑戦表明。亀田ジム五十嵐会長は「WBA(のタイトル戦)に照準を合わせるということもあるが、ほかの諸事情もあり中止を決めた」と話し、2階級制覇を目指して新王者側との交渉を本格化させる意向を示した。

 ブリセノ戦は日本未公認団体IBFの「王座挑戦者決定戦」と銘打たれる可能性もあったが、ノンタイトル12回戦で行われる予定になっていた。