大相撲春場所(8日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)を前に、大阪・寝屋川市の境川部屋に総勢9人の関取衆が集まった。

 幕内の栃煌山(27)栃ノ心(27)碧山(28)の春日野部屋勢に加えて、大関稀勢の里(28=田子ノ浦)が2日、出稽古に訪れた。大関豪栄道(28)、小結妙義龍(28)、平幕の佐田の海(27)豊響(30)佐田の富士(30)の境川勢と、熱気あふれる申し合い稽古が行われた。稀勢の里は計32番相撲を取り17勝15敗で、そのうち豪栄道とは10勝11敗。「だいぶやられましたね」と苦笑しつつ「勝っても負けても、稽古場ですからね」と話した。豪栄道も計27番をこなし「いい稽古ができました」と、激しい息づかいで汗をぬぐっていた。