返り三役の小結妙義龍(28=境川)が4日、復調をアピールした。

 妙義龍はこの日、大阪府寝屋川市内の境川部屋で稽古。関取衆とは大関豪栄道(28)にこそ1勝3敗だったが、佐田の海(27)、佐田の富士(30)豊響(30)の平幕勢には23勝6敗と番付上位の力を見せた。

 前日3日は春日野部屋へ出稽古。やはり出稽古に来ていた横綱白鵬(29=宮城野)に、古傷のある左目付近に、かち上げを見舞われフラフラと後退。土俵外に出ると、再び稽古に戻ることができなかった。

 5度目の関脇在位(三役は7度目)だった昨年9月に、左目網膜剥離の手術を受け全休。それだけに前日の後遺症が心配されたが、元気回復のこの日の相撲内容に「今日も稽古できたし(左目は)大丈夫ですよ。久々の上位だし、張り切って思い切って行きます」と、わずか1日での復調ぶりをアピールしていた。