十両の一番で“珍プレー”が飛び出した。東十両4枚目の里山が西十両13枚目の錦木を下手投げで破ったが、勢い余って土俵外に飛び出してしまう際に錦木の腹の上に乗り、まるで逆立ちしている姿に見えた。

 176センチ、121キロの里山、実は珍技の使い手として有名。06年には十両で史上初となる「伝え反り」を決め、昨年の初場所では一本背負いも決めるなど、その一挙手一投足から目が離せない存在だ。この一番で今場所の勝ち越しも決め、来場所は幕内復帰が有力視されている。