東前頭12枚目の遠藤(24=追手風)が1日、三重・鈴鹿市の追手風部屋で名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)へ向けて稽古をこなした。

 十両の大栄翔と7番取って4勝3敗など、計15番で12勝3敗だった。大栄翔には一気に押し出される場面もあったが、頭をつけて前まわしを取る形になればしっかり力を出し切った。春場所で左膝を負傷し万全ではない中で出場した夏場所は、何とか6勝を挙げた。この日、遠藤は無言で宿舎へ引き揚げたが、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「先場所から今場所も入れて(秋場所までの)3場所で、何とか本来の相撲が取れるようになればいい」と見通しを語った。