2場所連続で全休したブランクを、感じさせない取り口だった。横綱鶴竜(29=井筒)は、初顔合わせだった西前頭筆頭の佐田の海(28=境川)を寄せつけず、鋭い出足で寄り切った。初日から2連勝に「慌てずに動きについていくようにした。まぁまぁ良かった」と胸をなで下ろした。

 初日の逸ノ城戦の白星が大きかった。「初日に勝って、多少なりとも気持ちも楽になって今日に臨めた。こういう感じで、1日ずつクリアしていきたい」。

 2日目から、日馬富士(31=伊勢ケ浜)が休場して2横綱になった。「自分がいない時期もありましたから。その分、頑張りたい」と責任感を口にした。