13日目の取組で右膝を負傷した大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が26日、14日目も強行出場することが決まった。

 大関稀勢の里(29=田子ノ浦)戦で寄り倒された際に痛め、精密検査の末「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」で全治1カ月と診断されていた。

 照ノ富士は2連敗中だが、初日から11連勝で横綱鶴竜(30=井筒)と並び優勝争いのトップを走る。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「また同じような状態になったら(靱帯が)切れる。1、2年を棒に振る可能性もある」と休場も提案したが「やるだけやる。後悔したくない」と、照ノ富士が強く希望。すり足などの動作も問題なく、本人の状態を直接確かめた上で26日の朝に判断を下した。