「スー女」たちの黄色い声援を受けながら、通称「相撲列車」が25日午後、東京駅を出発した。

 1年納めの大相撲九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の番付発表を翌日に控えた25日、幕下以下中心の力士や、親方衆、行司や呼び出しら約200人が、新幹線で博多に向かった。

 力士らが地方場所入りのために乗車する列車は、通称「相撲列車」とも呼ばれる。関取衆は巡業地から直接、博多入りするため、2車両に乗車した力士は、無名の幕下以下がほとんど。それでも熱心な相撲ファン、とりわけ昨今の相撲人気を支えているといわれる女性ファン「スー女」の姿も、見送りの東京駅新幹線ホームに見かけられた。