大相撲九州場所10日目の17日、福岡国際センターに定員の約8割に当たる約5600人が来場し、満員御礼となった。今場所の大入りは6度目。

 11日目以降の前売り券の販売状況から、九州場所で18年ぶりの大入り2桁が確実になった。日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は「(10日目は)厳しいと思ったが、よく80%に乗った。目指していた2桁はいけそうだ」と手応えを語った。

 千秋楽まで満員御礼の垂れ幕が下がり続ければ、ことしは本場所開催90日で86日の大入りとなる。同理事長は「来年も流れに乗りたい。何といっても魅力のある相撲。拍手の続く相撲。これでしょう」と力士の奮闘を期待した。