大相撲の横綱審議委員会が23日、都内で開かれ、守屋秀繁委員長は九州場所での横綱白鵬(30=宮城野)の最後の3連敗について「あの3番は力が入っていないと感じた。理由は分からないが、特に千秋楽は頑張ってくださるとファンの方ももっと相撲を堪能できたのではないか」と指摘した。栃煌山戦の猫だましについても「大多数の人は、横綱としてふさわしくないという話だった」と明かした。

 復活優勝の日馬富士は「称賛に値する」とたたえ、9勝の鶴竜には「ふがいない成績」と厳しかった。また冒頭では、20日に急逝した北の湖理事長(元横綱)に黙とうがささげられた。