大相撲の二所ノ関一門の連合稽古が30日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で行われ、稀勢の里(29=田子ノ浦)と琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)の両大関が熱のこもった三番稽古を行った。

 低い立ち合いからの圧力が光った琴奨菊に対して、稀勢の里は強烈な左のおっつけで応酬。結果は稀勢の里が7勝3敗と上回るも、互いに持ち味を発揮し、好勝負を演じ合った。

 稀勢の里は「お互いに力を出し合えて、いい稽古だったと思いますよ」と満足げ。琴奨菊も「力が入る。ありがたいね。しかし(稀勢の里は)重いし、強いし、体が痛いわ」と笑った。