28日に引退相撲(東京・両国国技館)を控える大相撲の西岩親方(39=元関脇若の里)が、断髪の決意を固めた。

 昨年9月の引退発表後も頭にまげが付いていたが、断髪式まであと4日。「引退してからもちょんまげがあって、(引退したという)実感がなかった。いよいよちょんまげを落とすと、力士じゃなくなる。あとは待つだけです」と話した。

 現在は、当日に向けた準備が最終段階を迎えている。振分親方(元小結高見盛)との最後の一番を取り終えた後、土俵上での断髪式に臨む。「100%泣きますよ。ハンカチ1、2枚じゃ足りない。バスタオル10枚くらいが必要。意外と涙もろいんですよ」としみじみ言った。

 引退相撲の会場では、記念Tシャツ(クリアファイルなども付いて3000円)が発売されることも決まった。人気イラストレーターの師岡とおる氏のイラスト入りで、西岩親方も「かっこよく仕上がりました」というお勧めの一品になった。