日本相撲協会は27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)の新番付を発表した。

 ジョージア出身で初めての新関脇となった栃ノ心(28=春日野)は「うれしいです。明日から稽古を頑張って、力強い相撲を取って、1つでも多く勝ちたい」と喜んだ。

 ちょうど3年前の13年名古屋場所で右膝前十字靱帯(じんたい)と内側側副靱帯を断裂。幕下下位まで転落し、そこからはい上がってきた。自己最高位を更新するまでは「復活」とは言わないと宣言してきただけに「気持ちが前より強くなった」と胸を張った。

 師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「支えてきた今の奥さんや部屋の力士たち、自分のためにも、ここからがスタートだと思って、一番一番積み重ねていかないといかん」とハッパを掛けた。