大相撲の横綱白鵬(31=宮城野)が28日、4年連続優勝が懸かる名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)へ向けて「暑さとの戦いが大事になってくる。体をちゃんと整えて稽古に励みたい」と、意気込みを示した。あと13勝で史上3人目の通算1000勝、史上最多を更新する38度目優勝、さらに千代の富士を超えて歴代最多となる7度目の名古屋場所制覇へ向けて、気力も充実。「今場所優勝したら千代の富士の6回を超えると聞いて、モチベーションが上がりました」と笑みを浮かべた。

 この日、名古屋市内で開かれた力士会では、場所で販売されているグッズの売り上げの一部を力士に還元するプランを提案。綱とりが懸かる稀勢の里へのアドバイスについて問われると「綱とりという言葉を理解してもらいたい。あとは本人次第」と話した。

 力士会後は、愛知県の大村秀章知事(56)、名古屋市の河村たかし市長(67)を続けて表敬訪問した。