高安が大関昇進への足掛かりとなる2桁10勝目を挙げた。

 照ノ富士が巻き替えてきた瞬間を逃さず、力強く前に出て最後は押し出した。「自分が両まわしを引いて、相手にいい形にさせなかった。その分、攻めやすかった」と納得。千秋楽は逸ノ城戦で「いい気分でやって終わりたい。あと一番、しっかりと」と気合を入れた。