かど番の大関豪栄道(30=境川)は、先場所敗れている西前頭2枚目の正代(24=時津風)を寄り切って連勝発進した。

 得意とは反対の右上手となったが、力強く前に出た。夏巡業でも指名して稽古してきた相手。「先場所は悔しかったので」と鬱憤(うっぷん)を晴らした。

 番付発表後も順調に稽古ができた手応えがあるか。そう聞かれると「まだ2日目。15日間で結果を出して、初めていい調整ができたと言える。体はいい反応できている」と気を引き締めた。