大相撲の春日山親方(元前頭浜錦)の師匠辞任に伴い、力士12人が引退届を提出したことに対して、日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は20日、引退届はまだ受理していないことを明かした。

 前日に部屋を預かる追手風親方(元前頭大翔山)が力士8人らと面談した際に、誤解していた人がいたという。「(12人にも)きちんと伝わっていない可能性が強い。1人1人に事情を説明し、やめるにしても納得する形にしたい」と面談の場を持つ考えを示した。ただ、既に帰省した力士もおり、残留組のある力士は12人について「『やめる』としか言わない」と言う。「再興すればまた川崎に戻れる。我慢すればいいことがあると思ってやる」と話した。