東十両5枚目の宇良(24=木瀬)が、同10枚目の北太樹(34=山響)に敗れ、8勝7敗で終えた。

 いつも通り潜り込む形になったが、覆いかぶさってきた北太樹に締め付けられ後退。だが、土俵際でプロレス技のフロントスープレックスのように後方に相手を放り投げた。惜しくも宇良の背中が先につき、浴びせ倒しで敗れたが、千秋楽の場内をどよめかせた。

 「ちょうど取組前に考えていて、こうなるであろうというビジョンがそのまま当てはまったけど、あの締め付けがもう、落ちそうなくらいで、いいところにはまった。(投げる)角度が悪かった」と残念がった。