大相撲夏場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けて横綱審議委員会による稽古総見が3日、両国国技館で一般公開され、横綱白鵬(32=宮城野)が、昨年夏場以来の優勝へ向けて調子の良さをアピールした。

 稽古の相手に、前頭遠藤、貴ノ岩、正代を指名。「若手で力をつけてる3人ですから。ここ最近負けていますしね」と理由を話した。1人3番ずつの計9番取って全勝で「踏み込んだ時に土俵をかんだ感じがあります」と手応え。「抑えて抑えてやっていきます。このところは行き過ぎるというのがあるので。量より質」と初日に向けて調整していく。稽古の最後のぶつかり稽古では、大関とりの関脇高安に胸を出した。「私の次に歓声が多かったですからね。一生懸命押してましたね」と目を細めた。