朝乃山は阿武咲になすすべなく押し出されて5敗目を喫した。

 豪栄道が勝ったため、1914年(大3)の両国以来103年ぶりの新入幕優勝は消えた。朝稽古後には「上位が休んでいなかったら4敗は優勝争いの中にいない。自分が驚いています。優勝は無理です」と消極的だったが、やはり悔しかったのか、支度部屋では無言。帰り際に「自分の相撲を取り切るだけです」と言葉少なだった。